サカズキ 〜新潟産きき酒師による日本酒記〜

日本酒にまつわるお話を、初めての方にも分かりやすく紐解きます。地元上越高田の桜が大好きです。

日本酒が翌日残る人必見!意外と知らない、シンプルだけど効果抜群な飲み方

たまにお酒の席で耳にするフレーズがあります。

「日本酒飲むと次の日に残るからな~」

 

読んでる方の中にも、そう発言した経験のある方もいらっしゃるかもしれませんね。

かく言う私も昔そう思ってました。では、はたして本当にそうなのでしょうか?

 

 

確かに、近年とても飲みやすい日本酒が増えてきて、ついつい飲みすぎてしまうなんてことがあります。場が盛り上がり、お酒の量も進むなんてこともあります。

 

ちょーっとまってください!飲んでいる時を思い出してください!

飲み始めから延々と日本酒だけを飲み続けていませんか?

ちょっと休憩と言って、レモンサワーとかウーロンハイに移ったりしていませんか?

実は、その行為が「日本酒は残る」と言わせている原因です。

 

酒類のアルコール度数は?

日本酒は他のお酒に比べて飲用時のアルコール度数(Alc)が高めです。だいたい15%前後あります。

一般的な目安として、焼酎は20~25%、ワインは12%前後、ビールやサワー類は5%前後、カクテルはまちまち、こんな感じでしょうか?(特殊な商品もありますので、そこはひとまず省きます)

 

日本酒のAlc度数は蒸留酒である焼酎よりは低いですが、醸造酒の中では世界で見てもトップクラス。

割って飲む習慣も多い焼酎に対し、日本酒だとそういった文化があまりありません。(日本酒ハイボールを提案しているお店や蔵元さんもあったりしますが、まだそれが根付いているとまでは言えません。)

 

つまり焼酎>日本酒であったAlc度数が、割水(ロックでも薄まっていきますよー)によって日本酒>焼酎という感じになってしまうんですね。

割り方にもよりますが、サワー類に近いくらいの度数(5%前後)まで近づきそうです。

 

こんなにAlc度数に差が付いているお酒を同列に比較して、「日本酒は残る」というのは違う様な気がします。

(そもそも、元のAlc度数の差を意識していない、というのもあるかもしれませんね。)

 

本題に.....

前置きが長くなってしまいましたが、残る残るといわれている日本酒を飲んでも、スッキリとした翌日を迎えられる方法をご紹介します。

『ウコン』という飛び道具もありますが、もっとシンプルなものです。

 

 

それは『和らぎ水』を飲むこと。そう、お水です。みなさんご存じ『チェイサー』です。

お酒1合に対して、お水1合飲むといいとされています。

つまり、「お酒飲んだだけお水も飲みましょう!」ということ。

 

もし、和らぎ水を同量飲んでも次の日に残るという場合は、単純に飲みすぎです。

アルコールの許容量は個人差がありますから、自分の適量は見極めなければなりません。

 

 

いかがでしょうか?拍子抜けするくらいとても簡単で、すぐに実践できる内容です。

日本酒だけでなく、楽しい酒ライフを満喫するためにも、常に和らぎ水を横に置いておくべきです!是非今日から実行してみてください^^

 

 

 

「日本酒飲むと次の日に残るからな~」発言を聞いた際には、是非この方法を教えてあげて下さい♪

翌日のすっきり感を得られるばかりか、その場の お酒や料理の美味しさも際立ちますよ!

 

 

 

 なんと、和らぎ水セットの商品まであるのですね。。。

 

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