サカズキ 〜新潟産きき酒師による日本酒記〜

日本酒にまつわるお話を、初めての方にも分かりやすく紐解きます。地元上越高田の桜が大好きです。

熱燗?冷酒?色々な温度帯で楽しめる日本酒

日本酒は幅広い温度帯で楽しめるお酒です。

冷やしても、温めてても、常温でも美味しく頂ける、世界的にも珍しいお酒なんです。

 

 

もちろん、お酒のタイプによって合う合わないがあったりしますし、人それぞれ好みもあるので、「このお酒はこうした方が良い」というような話はしない方がいいと思うので、ここではしないことにします。

ちなみに私は、濃厚な旨味のある純米酒をぬる燗で頂くのが好きです。ぬる燗、後で出てきますよー!

 

 

ここで一つ、日本酒雑学!

日本酒を飲むときに使われるよく似たフレーズ「冷や」と「冷酒」

この2つ、同じく扱ってませんか?

 

実はこれ、似た名称ですが全くの別物です。

「冷や=常温のお酒」「冷酒=冷やしたお酒」。これが正解です!

日本酒に精通している方にとっては常識ですが、意外と世間では知られてないです。

 要チェックや!

 

日本酒の飲用温度帯の名称

先ほどの「冷や」「冷酒」の延長です温度のお話に移ります。

日本酒には飲用温度帯ごとに名前が付けられています。そのネーミングは、日本酒用語らしいとても繊細なものになっています。

少し多いですが、ざっと目を通す感じで構えず見てみて下さい^^

 

 

  • 55℃・・・・飛び切り燗(とびきりかん)
  • 50℃・・・・熱燗(あつかん)
  • 45℃・・・・上燗(じょうかん)
  • 40℃・・・・ぬる燗(ぬるかん)
  • 35℃・・・・人肌燗(ひとはだかん)
  • 30℃・・・・日向燗(ひなたかん)
  • 20℃・・・・常温(じょうおん)
  • 15℃・・・・涼冷え(すずびえ)
  • 10℃・・・・花冷え(はなびえ)
  • 5℃・・・・・雪冷え(ゆきびえ)

 

全部で10種の分類がなされています。みなさんご存知でしたか!?

 

「燗酒」と一言で言っても「日向燗」〜「飛び切り燗」までと幅広いのです。

先ほどの「冷酒」で言っても「雪冷え」〜「涼冷え」まであります。

 

これらを今すぐ暗記する必要はないと思いますので、各温度帯の違いだけでも押さえておいて下さい。(お酒のプロを目指す方は覚えておきたいですね!)

 

 

今回の内容で書いた事を踏まえて、

『(冷酒のつもりで)「冷や」と頼んで「常温」で提供された事』にクレームをしないよう気をつけましょう〜!!

 

 

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