純米?吟醸?日本酒の種類を分かりやすく解説します!
日本酒のラベル見てみると、あまり聞きなれない文字が並んでいます。
純米、吟醸、本醸造.....色々あってすぐに覚えるのは大変です。
私も日本酒を勉強し始めた頃、いきなりつまずいたのを思い出しました。
今回は、日本酒の種類を大きく3種類に分けて説明します。
またこれ以降の記事で、さらに細分化した分類(特定名称酒)もお話します。
日本酒の種類は大きく分けると3種類
よく2種類に分類する事はあるのですが、今回は3つ目も区別して覚えられるように書きたいと思います。
- 純米酒系
- 本醸造系
- 吟醸酒系
2種類で例えられる際には、1と2で分類されています。3もここで是非押さえておきましょう!
純米酒系と本醸造系
1と2の違いは何かと言うと、原料の違いにあります。
1の純米酒系は、「米+米麹+水」を使用した、原料にお米しか使用しないお酒の事を言います。お米の旨味を感じられる、コクのある味わいが特徴です。
(米麹については今後触れますので、ひとまず名前だけふんわりと覚えておいてください)
2の本醸造系は、1のお酒に「醸造用アルコール」を添加したお酒です。アル添酒なんて呼ばれ方もします。アルコール添加の理由は品質の均一化など様々。すっきりとした香り控えめキレのある辛口酒になる傾向があります。
(「アル添酒は悪酔いする」なんて言われ方もしますが、それは飲み方に問題があると個人的に思っています。)
手間暇かけた高級なお酒、吟醸酒系
そして3つ目の吟醸酒系。こちらは、原料であるお米を40%以上削り(精米歩合60%以下)、かつ低温でゆっくりと長期間発酵させたお酒のことです。吟醸造りと言われています。フルーティーで飲みやすい、近年非常に人気のあるお酒のタイプです。
ここ数年非常に人気のある山口の獺祭(だっさい)は、吟醸酒系でもTOPクラスの高級酒「純米大吟醸」にこだわって作っている蔵元さんです。
まとめ
次の記事でさらに深くお話しますが、今回は純米酒・本醸造酒・吟醸酒の3つを覚えていってください。
純米酒系:米、米麹、水のみで造られたお酒
本醸造系:米、米麹、水に加え醸造用アルコールが添加されたお酒
吟醸酒系:40%以上削ったお米を使用し、低温で長期間熟成させたお酒
【次回予告キーワード】
特定名称酒、大吟醸、純米大吟醸、純米吟醸、特別純米、特別本醸造
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